映画『子どもたちをよろしく』を鑑賞して

2020-12-16

暮らしの安全保障教育の安全保障

いじめや虐待・貧困など、子どもたちを取り巻く様々な問題を描いた映画『子どもたちをよろしく』の上映会に参加して参りました。

 

 

寺脇研・元文部科学省審議官、前川喜平・元文科事務次官が企画を担当した映画です。

子どもの貧困、陰湿なイジメ、同調圧力、DV、性的虐待、性風俗への認識問題、家族間の依存と従属の関係、ギャンブル依存症、アルコール依存症等々で社会の歪みが家庭を蝕み、家族全体が崩壊し、そして行き場を失う子ども達の現状が切実なまでに描かれた映画で、鑑賞後、議員・秘書含め鑑賞された方からしばらく声が出ませんでした。

保育の市場化、福祉の市場化、行政の民営化、行政の非正規雇用の問題、民間の非正規雇用の問題、全て映画の内容と無関係ではなく、つながっております。
多くの福祉関連、教育関連の皆さんに是非観て頂きたいと思いましたので、墨田区でも上映会を開催するよう、早速、墨田区行政の教育委員会事務局、福祉保健部に働きかけを行いました。

多くの方に観て頂き、まず自助の限界や社会の歪を知って頂き、社会で何をすべきかを問わなければならないと、強い危機感を改めて感じました。
ぜひ皆様も一度、鑑賞してください。